フレンキー・デ・ヨング:超速で先発レギュラーとなった2ヶ月

驚くほどにすんなりとバルサに溶け込んだセントロカンピスタ
ここまで全試合に出場し、残している数字もラ・リーガのトップクラス

フレンキー・デ・ヨングのバルサ適応が期待を上回るスピードで進んでいます。バルベルデチームはここまで公式戦を10試合(ラ・リーガ8、チャンピオンズ2)プレーしていますが、フレンキーはその全てに出場。うち9試合が先発で7つがフル出場(809/900分)、1得点1アシストですからこの上ない成績です。

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すぐさま信頼を勝ち取った

プレシーズンが始まってすぐ、フレンキー・デ・ヨングがあふれる資質でバルベルデたちを驚かせている、というニュースが流れました。
ファンとしては素直に喜びつつも、そうはいってもバルサへの適応は簡単ではないし、先発レギュラーになるには少し時間がかかるだろうと予想していたのですが・・・ ふたを開ければシーズン開幕時からすでに先発組のひとり。“ハネムーン期間”を必要とせず、チームやファンの信頼を勝ち取っています。

かつてのデコや、現スカッドの先輩ラキティッチも順応が早かったけれど、フレンキーはさらに早いんじゃないか。アヤックス学校の主席卒業生とはいえ、その準備万端ぶりは予想以上でした。

エルネスト・バルベルデがバルサで3年目となり、フットボールのやり方を変えようとしているタイミングなのも彼には味方しています。アルトゥールが2年目だとか、クラブが世代交代に力を入れるとか、そういう巡り合わせも非常に大事。
能力があってのこととはいえ、フレンキーは各要素がかみ合いました(フレンキーが来たから、バルベルデはスタイルを変えた?)。

数字が物語る適応ぶり

フレンキーの適応ぶりは数字も示しています。
ラ・リーガ公式ウェブの統計ページを見てみますと、コンペティションの各部門におけるトップ選手たちが確認できるのですが、「パス」部門では我らのジェラール・ピケ(587回)とクレメン・ラングレ(559回)を先頭に、デ・ヨングは8位(467回)です。

ルーキーがこの順位に付けていること自体がすばらしく、さらに上位10傑のパス成功率を比較するとトニ・クロース(502/539:93.1%)に次ぐ2番手(434/467:92.9%) と並外れた出来映えです。

そしてです、統計ページを眺めているとデ・ヨングの名前が上位5傑に入っている項目があって、それが「ドリブル成功数」。

そのトップがデニス・スアレス(28回)なのがなんとも嬉しいですが、愛しのフレンキーは4位(19回)にランクインしています。ちなみに2位がフェキル(23回)、3位がOdegaard(19回)です。

多くのプレーに関与しつつ精度の高いパスをチームメイトに送り、状況に応じては持ち味である推進力を活かして前に出て行く様子が数字から見て取れる。
それを左右のインテリオールにピボーテと、担当するポジションを換えながらですから。
後に、バルサ史上最も成功したセントロカンピスタ補強と語られるのは確実でしょう。

このフレンキー・デ・ヨングのいきなりの活躍ぶりを見ていると、マタイス・デ・リフトも変な計算なんかせずに、フットボールを優先してカンプノウに飛び込んでくれば良かったのに、と思う。情熱に耳を傾ければ良かったのにと(おっと、話が逸れました)。

「この2週間で、物事はずいぶんと良くなった」

そのフレンキー・デ・ヨングがオランダの日刊紙 Algemeen Dagblad のインタビューで次のように語っています(オランダ語は読めないので、SPORTを参照)。

「学習のプロセスのことは話したくないんだ。ここ最近の2週間で、物事はずいぶんと良くなったよ。初めの頃の出来はいまひとつで、もう少し前でプレーをしていたんだけど、もちろんそういうことからも勉強はできるよね」

バルサとの契約が決まったのは2019年1月。それによってデ・ヨングは精神面を含めた準備ができました。

バルセロナへと行く前に、たくさんの準備を済ませていたんだ。少しだけれどスペイン語も勉強してたよ。街に到着すると、新しいことはたくさんあったけど」

アムステルダムも欧州有数の都市ですが、バルセロナの規模はもっと大きい。新しい環境での生活について、フレンキーはフレッシュにこう話しています。

「バルセロナでは、なにもかもが大きいね。世界中の注目を集めるよ。気付くのは、たくさんのファンが僕らを待っている空港に到着した時。街ではまだ帽子だけで歩けるよ。何枚かは写真に応じるけれど、それは普通のことだし」

どの程度のスターになるまで、バルセロナの街を普通に歩けるのだろう。
フレンキーには気軽にずっと街歩きを楽しんでほしいと願いつつも、ひとたび目撃されれば熱狂を生むくらいのスターにもなってほしい。憧れのレオ・メッシや偉大なる大先輩ヨハン・クルイフのように彼が「子どもたちはカタルーニャ人だよ」と語っている将来を期待しましょう。

 

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