お金で得られないものがある、それはバルサでの成功だとエストレーモ
少し前のことですが、去る9月27日、FCバルセロナとカルラス・ペレスが契約を2022年6月末まで延長しました。去年の6月に2020年まで延長したところですから、スピード更新。前回のサイン儀式は育成部門を担当するシルビオ・エリアス理事だけでしたが、今年はジュゼップ・マリア・バルトメウ会長が登場しているので、クラブの扱いはだいぶ上がっています。
そんなカルラス・ペレスがラジオ局SERカタルーニャの番組 Que ti jugues に出演、バルサへの一途な思いを語りました。
「お金に導かれて行動する人はいるし、全ての決断を僕は尊重するけれど、僕はここで成功がしたいんだ。お金は足りているよ。僕にとってはここにいることの方が、16歳で150万ユーロを稼ぐよりも重要だよ。僕の夢は、ここで成功することだ」
16歳で、というのはプレミアリーグからの誘いに乗って去って行くカンテラーノのことでしょう。バルセロナがよく真珠たちを引き抜かれる危険な年です。
カルラス・ペレスにも誘いがあったのでしょう。でも彼は残った。そして頑張りや仕事ぶりが認められ、クラブから契約更新が申し出られました。
「すごく満足してるよ。ここへ来た時からいつも残っていたかったし、外からのオファーには耳を貸さなかったよ。クラブから契約を更新したいといわれた時は、全く迷うことはなかった」
そしてバルサとファーストチーム契約を結べれば、年給2億~3億ユーロあたりはもらえるのであります・・・(下世話)。
初先発、初ゴール
カルラス・ペレスはラ・リーガ第2節のベティス戦で初めて先発起用されます。そして「ちょっとプレッシャーがあったよ。だってカンプノウだったし、夢だったから」という試合で初ゴールも決めてしまった。その夜のことを、若者はこう述べています。
「携帯はメッセージが鳴り止まなかった。でもデビューをして、カンプノウで得点も決めたことで動転していたからあまり見なかったんだ。ゴールを決めた時は、そこへと至るためにしなければならなかったことを全部思い出したよ。夢だったことが達成されるというのは、唯一のことだね」
「自分がどこにいるのかを僕は知っている。チャンスを活かしていきたいね。世界最高の選手たちから、毎日学ぶことが出来るんだから」
カンテラーノを支えるメッシ
ロッカールームにおいては諸先輩たち、特にレオ・メッシには良くしてもらっているとカルラス・ペレスは言います。
「彼はカサ(ホーム)の人間をすごく手助けする人だよ。いつも助言をくれるんだ。僕やアンスのような上がってきたばかりの選手に、やれることをやれ、チームが僕らを手助けするからと言ってくれた。ここにいるための能力がなければ、僕らはここにいなかっただろうとも言ってくれたね」
さすがレオ、カンテラの後輩たちを愛している。
ではこれからどういう選手になっていきたいかというと、若きデランテロ(21)はこう言っています。
「良いデランテロはたくさんいるけれど、僕はいつもバルサの選手に注目してきたんだ。ペドロに似ていると言われたけれど、ロッベンとも比較されたよ。ペドロのキャリアを送れるなら、それでお願いするだろうね」
メガクラックたちが居並ぶバルサの前線だけに競争は厳しいですが、カルラス・ペレスには大胆不敵に勝負を仕掛け続けてほしいです。なんというか彼には、ラ・マシア産には珍しい野趣がある。ファーストチームに欠かせない戦力となり、「CP17」がメジャーになる時を期待して応援してます。
コメント
16歳で1億5千万€は鬼畜ですw 180億円w 間違えて€入れましたねw
正しくはは1,5 millones (euros)ですね。
お恥ずかしい~!
1億5,000万ユーロもらえる選手はさすがにいない(汗)
1億もらえたらいいなあ、とか思って間違いましたね。。ご指摘ありがとうございました。