メッシと並び、チームに不可欠な選手であるドイツ人守護神
契約更新への代理人との話し合いは始まっており、2025年6月まで延長される見込み
現在のバルサのスカッドにおいて、不可欠な選手の一人がマルクアンドレ・テル・ステーゲンです。レオ・メッシと並んで、この人のおかげで勝点を確保できた・・・と胸をなで下ろすことの多い守りのクラック。チーム計画の基本のキとなる彼にそろそろ契約更新の時期が近づいてきたということで、クラブが動き始めている模様です。
前回の契約から2年半
マルクアンドレ・テル・ステーゲンは、2014年当時のスポーツディレクター、アンドニ・スビサレッタの賭けが大正解した補強選手です。
あの時、ポルテーロの補強候補にはティボ・クルトワの名前も挙がっていましたが、スビは足元の技術があるテル・ステーゲンがバルサ向きだとプッシュ。このあたりはさすがに元ポルテーロの彗眼でありました。
スビサレッタは2014年夏、テル・ステーゲンだけでなくクラウディオ・ブラボの獲得にも成功しています。
カップ戦(チャンピオンズと国王杯)担当だったテル・ステーゲンが、念願叶い、完全なる第1ポルテーロになったのは入団3年目の2016/17シーズンのことです。
バルサは同時に契約更新にも動き、2017年5月には2022年6月末までの新契約でサインをしています。そして時は過ぎ、2020年がやって来る。次の契約を結ぶべく、そろそろ動き始める時です。
12月30日SPORTによると、FCバルセロナはテル・ステーゲンとの契約をもう3年、2025年6月まで延長することを考え、彼の代理人氏との話し合いを始めています。
選手は残留希望
ユベントスやPSGが獲得を狙っていると報じられるテル・ステーゲンですが、嬉しいことに、バルサから出ることはまったく考えていないそうです。むしろ、誰よりも契約更新を願っているらしく、ダンケシェ~ン、マルク。
彼からはバルセロナを街を含めて大好きだとの気持ちがよく伝わってきますし。
それならば交渉が揉めることもないでしょうから、来年の今頃には良いニュースが届いていることでしょう。
もっと差し迫った選手たち
もっと差し迫った問題は、2021年6月でバルサとの契約が満了する選手たちです。
来年1月になると他クラブとの自由交渉が認められるので、もし契約延長しないのであれば、放出は次の夏マーケット。残ってもらいたいと話し合うのか、売ってしまうのか、決断しなければならない。
その懸案の選手は、レオ・メッシ、ルイス・スアレス、イバン・ラキティッチ、そしてアルトゥロ・ビダルの4人です。
- レオ・メッシの場合:放出は考えられない。確実に契約更新に向けた動きはあるし、すでになんらかの取り決めはあるかもしれない。
- ルイス・スアレスの場合:単年での契約延長?少なくとも2020年夏の放出は考えにくい。
- イバン・ラキティッチの場合:2019年夏にも移籍への圧力をかけ、かつ移籍を拒んだ彼を干しており、契約延長は考えにくい。彼を信頼するバルベルデも去りそうで、2020年夏の退団が濃厚。
- アルトゥロ・ビダルの場合:ボーナス未払いでクラブを訴えるなど、冬マーケット移籍のための戦略を進めていると言われる。バルサは冬移籍を望まないが、2020年夏の退団は確実。
なので、ルイス・スアレスですよね。
今もなお絶対的な“9番”であり続けていて、替えが利かない。
次のマーケットで後継者と期待する選手を獲得し、ポジション競争の結果としてバトンを引き継げれば理想的ですが、なんにしてもクラブがスアレスとの契約に関してどういう計画なのかはよく分かりません。
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