先の試合ではなく、レバンテ戦に勝つことにまずは専念。
FCバルセロナのトップチーム監督ルイス・エンリケが20日（土）、シウター・エスポルティーバの記者会見室にてレバンテ戦へと向けた前日会見を行いました。そこでミスターが強調したのは、どのような時も次の試合に意識を集中させ、一歩ずつ前進していかねばならない点。次週はリーガが平日に開催されたり、10月末のベルナベウクラシコも近づいたりとそわそわし始めているメディアですが、まずはレバンテ戦に完全集中すべしとのルーチョからのメッセージです。
「私は7試合が行われる21日間のことは見ていないよ。私たちが集中すべきは自分たちがコントロール出来る唯一の試合であって、それは次の試合なんだ。ある程度の予想はあるけれど、それは自分の中だけに留めておく」
「現時点での最優先目標はレバンテ戦に勝つことにある。その成り行きによって、自分たちの状況が見えてくるだろう。目標は相手チームよりも良い出来であることだけれど、このスポーツは2チームがプレーするものだという点を忘れるべきではない。私たちだけがプレーするわけじゃなく、あらゆるチームが問題を起こすスポーツなんだ」、「私たちはタイトル候補の1つではあるけれど、まずはその力があると証明しなければならない」
■レバンテ戦
「フットボルは2チームがプレーするスポーツで、レバンテ戦は難しい試合になるだろう。敵地での試合はどれも、よりいっそうの難しさがある。私たちは彼らの守備力と展開力を知っている。彼らにはフィジカルに優れた選手たちがいるし、簡単にはやらせてくれないよ」
■APOEL戦では守備戦術に苦労
「超守備的なチームを攻略するのは簡単ではないし、これからも苦労するだろう。けれどもそういった戦術でより苦しむのが、私たちの方だとは思わないんだ。私たちのゴールからあまりに遠ざかることで、彼らもまた攻め込むのが難しくなるからね。APOELのようなチームや、さらに守備的なチームと今後も対戦していくのは間違いない。自分たちが当てになる（信頼に足る）かどうかは、後で分かるさ」
■レオ・メッシが全試合フル出場中
「メッシをローテーションさせるかどうかは、彼の状態とチームの必要性によって決めていくよ。もし彼にとってもチームにとっても全試合にフル出場することがベストであるなら、そうするだろう。けれどもそれが難しいことは理解している。必要性に応じながら、彼の出場時間を管理していく」
■今のチームはグアルディオラの来た2008年を思い出させるとチャビがコメント
「彼の言葉どおりになることを願っているよ。私たちがそういった賛辞に相応しいチームになるためには、まずタイトルを獲得しなければならない。私たちはあの時代の栄光に悪慣れしている。それに近づけることを願うけれども、そのためには用心深く一歩ずつ進んでいかなければならないんだ」
「賛辞のことは気にしていないよ。何故なら妻が私を批判してくれるからね。周りからの賛辞に対して、妻が私をあるべき場所へと戻してくれる。賛辞は人を弱くする、が私の座右の銘でね。今のように、勝っている時の私たちがさほど良いわけでもないし、負ける時の私たちが非常に悪いわけでもないだろう」
■達成したもの、まだのもの
「今、私が選手たちに不満をいうことは出来ない。選手たちは全員、トレーニングで全てを出しているよ。それは彼らが即座に消化吸収した点だね。一方で、まだこれからという点も幾つかある。これは絶え間ない進化の旅なんだ。ある事をしてくる対戦相手がいれば、別のことをする相手もいる。けれども私たちは初日から、成果をあげようと試みてきたよ。シーズンが終われば、自分たちがどこまで到達できたか、タイトルを獲得できたか分かるさ。ジャッジはその日だ」
■ムニール
「彼が誰かの前に出たとは私は思っていない。彼の貢献ポイント？フレッシュさ、野心、流動性だね。彼もサンドロもたやすくゴールエリアへと侵入する選手で、マークを外すのが上手い。彼らは多くのことで貢献してくれているよ。ただ、誰かの前に出ているということはない」
■選手たちのSNS使用
「とても好いことだと思うよ。自分たちが何をすべきか、選手たちは知っている。彼らはプロフェッショナルだからね。私生活や自由時間では、選手たちには楽しい時間を過ごしてほしいんだ。彼らが表現することを私は好きだよ」
■ルイス・スアレス
「彼はまるで、明日プレーするかのような激しさでトレーニングをしてる。それにトレーニングだけではなく、試合でも非常に貢献してくれてるんだ。彼はすでにグループの一員になっているし、完璧に適応している。それが私たちの目的だった。彼は自分をとても表現し、周りに影響を与えるタイプの選手。非常に良い補強になってるよ。プレーをせずともすばらしい補強なんだから、プレーをした時のことを想像してみてほしいね」
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