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スアレス、謝罪ス

バルサ移籍への最初の一歩。

2014年6月30日はルイス・スアレスがFCバルセロナ入団へと近づく上での大きな転機となりました。自身の公式ウェブサイトにおいて、イタリア戦で犯した噛み付き事件への反省・謝罪文を掲載。がぶりから6日後のゴメンナサイは少々遅いですが、選手本人が心から反省したと述べて再犯しないと誓い、かつ被害者であるキエッリーニもまた「すべて忘れた」と水に流して処分軽減を求めていることから、この一件はこのあたりで幕引きとなりそうです。バルサとしましても選手に求めていた謝罪があったことで、獲得作戦は一気に加速させていくでしょう。アスルグラナのスアレス誕生は近そうです。

公式に非を認め、再発させないと誓う

ルイス・スアレスが自身のウェブサイト(luissarez16.com)ならびにツイッターアカウントに掲載した謝罪文はこんな感じです。

「家族と一緒に自宅で過ごしたこの数日間で、僕は平静を取り戻し、2014年6月24日のイタリア-ウルグアイ戦で起こった現実について熟考する機会を得ました。ここ数日間における論争や矛盾した発言とは別に、確かなことは同業者であるジョルジオ・キエッリーニが、僕との衝突の際の僕の噛み付きによって苦しんだ、ということです。それにしたがい―」

「■僕は今回の件に心より反省しています。■ジョルジオ・キエッリーニと全てのフットボルファミリーに謝ります。■今後このような事件を決して起こさないことを公けに約束します。 2014年6月30日 モンテビデオにて」

FIFAから下された処分についての言及はありませんでした。そしてスアレスはツイッターからキエッリーニに対してゴメンナサイのメッセージを送り、キエッリーニはそれに「全ては忘れたよ。FIFAがキミの処分を軽減してくれることを期待してる」と男前なるリプライで返しています。

移籍実現に不可欠だった詫び

このウルグアイ人デランテロの謝罪には、彼の獲得を熱望するFCバルセロナのフロント陣もホッとひと息といったところでしょう。ムンディアルなる舞台にて世界中のメディアがかぶり付くような事件を起こし、極東の島国の一般紙でもそこそこに名前を知らしめた選手を獲得するためには、本人による謝罪と反省文の発表が絶対不可欠でした。バルサは未成年選手との契約の一件でFIFAとはデリケートな状況にあり、彼らが目をつけた選手を獲得するには、本人による詫びが大前提。ゆえに理事会の獲得を願う派はこの謝罪に胸を撫で下ろしたに違いないですし、反対派は舌打ちをした、かもしれません。

今回のゴメンナサイ+キエッリーニの対応で、スアレスの汚れたイメージは多少なりとも修復された、ハズです。すぐに非を認めなかったのはマズかったですし、見苦しい言い訳をしたのはさらにダメですが、なんとかこれで“悪いことをしたら謝る子”であるのは示された、、、でしょう。あとは一連の動きを経てFIFAがどのような対応を示すか、となりますが、被害者からの処分軽減希望がされていることや他の例との整合性の部分で、FIFAが罰を軽くするのは十分に考えられます。バルサにとってはそれは、有り難い話。“みそぎ”が済んだことで、バルセロナとリバポーによるスアレス獲得交渉は加速していくでしょう。

“マスチェラーノ方式”再び?

さてそのリバポーとの交渉ですが、ルイス・スアレスが是非ともバルサのユニフォームを着たいと望むのであれば、彼には一肌脱いでもらわなければなりません。それは所属クラブへと移籍希望の意思を伝え、移籍先クラブの金銭的負担を少しでも軽くする努力です。

噛み付きへの謝罪をしたスアレスが次に行うべきは、FCバルセロナ以外のオファーを受け入れる考えがない旨をリバポーさんに示すことです。これでオークションの開催は出来なくなり、リバポーさんはバルサとの交渉の席に着くようになります。そして“レッズ”の先輩であるハビエル・マスチェラーノが2010年に、ガナーズのセスク・ファブレガスが2011年にしたような、バルセロナで受け取る年俸の一部を移籍金に回すアレも出来ればしていただきたい。ヘフェシートは年俸の20%を譲り、セスクは500万ユーロを自腹で払うことでバルサ入団を実現しています。反対派クレの気持ちを幾分なりとも静める効果もあるかもしれません。

SPORT紙によりますと、プレミアリーグではトゥレ・ヤヤに次ぐ高額年俸(1,200万ユーロ)を得ているというルイス・スアレスですが、バルサでの給与ランクに合わせて減額を受け入れることに問題はないらしく。どれぐらいの熱意があるのか、まずは金銭的犠牲で示してみなはれ、てなところです。バルサ選手となれば、なんだかんだで副収入は増えるでしょう。ここは一発エエトコ見せる機会でっせ、スアレスはん。

前向きに考えていこう、、、

ルイス・スアレス獲得に関しましては不満な点も複数ありますが、、、入団するとなれば結局大事な選手として応援しますし、ずっとネガティブでも好いことはないので前向きな面を捉えていくことにします。■得点力が並外れたデランテロである。■アシストもできる。■タイトルへのハングリーさ。■気骨がある。■チームプレーができる。■わりと愛嬌がある顔。■見出しには事欠かない。メディアティコ。■子煩悩。■歯が丈夫できれい。■実は優しいらしい etc…。別チームの選手で、いつも見ているわけじゃないので結構想像^^;違っていたらスミマセン。

移籍金に関しては、これからあれこれウワサされていくでしょう。4,000万ユーロ+選手とか言われていますが、オペレーションに組み込まれるのが既定路線とされていたアレクシス・サンチェスは、ムンディアルでの活躍で逆に売りにくくなったかもしれません。

世界トップクラスのデランテロとの評価が定着したことで、アレクシスを売るには“そのクラスの値を付けねばならない”との条件が生まれます。つまりはイグアインが去年4,000万ユーロで取引されたのであればサンちゃんはそれ以上でしょうし、アホウな移籍金で手放せば、バルサはいつでもバーゲンだとみなされる。その市場価格は多くのクラブにとっておいそれとは手が出せない金額となって、アレクシスが移籍希望を出さないかぎり、売れないんじゃないかとの推測です。その結果、ペドロ・ロドリゲスが作戦要員になってしまうのですが・・・。

しかしルイス・スアレスがEUパスポートを持っていなければ、彼とアレクシス・サンチェスとネイマールでEU圏外枠が埋まりますので(ご指摘ありがとうです)、マルキーニョス(ブラジル)とクアドラード(コロンビア)は獲得できません。フロントがそれを忘れてるわけじゃないでしょうし、何かポイントがあるんでしょうか。ソフィア夫人がカタルーニャ出身でスアレスにEUパスポートがある?ルイス・エンリケはクライフ時代のロマーリオ、ラウドルップ、クーマン、ストイチコフの如く誰がをメンバーから外す?やっぱりアレクシス放出ありき?どうなんでしょうか。

 

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