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ペップ立腹。

 

モウを始めとする首都方面に、ペップはウンザリ。

ペップ・グアルディオラの堪忍袋の緒も、ついには切れたようです。前ラポルタ理事会副会長の”ビジャラート”を認めたような発言に対し、やんややんやと騒ぐ首都メディアと、自らの振る舞いを「同類」と批判するジョゼ・モウリーニョに対し、明らかな反論を行なったペップ。彼がメディア前でこうまで言うのですから、そのうっ憤たるや相当なものなのでしょう。一方でマドリーは審判の助力を得て、ベティスに再びスキャンダルに勝利しました。おめでとう。

 

◇「モウリーニョとは進む道が違う」

ラシン・サンタンデール戦の前日会見でペップはモウリーニョの発言(「良いイメージを売ろうとしている人間がいるが、最終的には私と同じでみな審判の話をする」)について問われ、次のように返答しています。

「モウリーニョが私のことを言ったのだと思っているよ。誰もが私のことやと理解しているし、次回は名前を出してほしいものやね。名前を出されることで、私が気を悪くすることはない。私たちがそう見える以上に似ていると、モウリーニョが言いたいのは解っている。そう、勝利を望んでいる点で私たちは似ているよ。そこに疑問はない。そやけど別の点で私が彼のように振舞ってきたのならば、私は行動を見直していく必要があるやろう。私たちはこれまで正直であったし、だから私は私たちがよく似ているという感覚は持ってない。私はモウリーニョのレベルにいこうやなんて、一度も願ったことはないんや。チェックするなら会見での映像や言葉は山ほどある。私たち2人は勝利を求めてはいるけれど、異なった道を進んでいるんや。しかし私たちが似ていると言われるなら、私は改善していくことにするよ。自分の組織や選手たちを悪く見させることが私の目標やない。クラブの印象を悪くする会見があるかもしれんけど、私は人々に恥ずかしいと思われん人間であるように努めているんや」

 

◇モウと疑惑への反論

首都方面では絶えずバルサの成功は”黒い手”によるものだという主張が声高に行なわれており、ゴダール前副会長が「ラポルタ時代は審判にもっと良くしてもらった」という発言してからは、ほれビジャラートを認めたぞ!と、非常にやかましくなっています。”バルサゲート”なる言葉も生まれました。大声で繰り返し語ることが自らの利益になることを、白メディアはよく分かっているのです。これに対してもグアルディオラは、こうきっぱりと言い切りました。

「ゴダールはロセイやフロレンティノのように、私たちが努力を持って競ったことが勝利の理由やと知っているよ。誰もなにもプレゼントなどしてくれない。メッシやクリスティアノの功績やないと言うことは、フットボルにとって非常に良くないことなんや。私たちが多くのタイトルを勝ち取ってきたのは、私たちが他チームよりもええプレーをしてきたから。援助?私たちは他のすべてのチームと同じように、援助を受けてきたよ。マドリーが私たちを10ポイント上回っているなら、それは彼らがベストであり、私たちが失敗をしたからなんや。私たちがリーガで優勝しないと私が言うのは、マドリーからこの勝点差を逆転するのは非常に難しいからや」

「RFEF(スペインフットボル連盟)との関係が結果に影響しているとするなら、それは審判のシステムに重大な問題があるということや。全てのクラブにはRFEFと良い関係を持つ義務があるし、それはバルサも同じこと。このゲーム(フットボル)はどんなときもフットボル選手のものなんや。私たちが多くを勝ち取ったなら、それは私たちがすばらしい選手たちを擁しているからに他ならない。私たちは16のうち13のタイトルを獲得し、ヨーロッパでも成功を収めている。フットボルで唯一価値があるのは選手たちなんや」

「審判たちにとって、大きなプレッシャーをかけられる状況は簡単ではないと理解している。私はRFEF会長が前へ出て、考えを示すべきやと思ってるよ。いくつもの仄めかしに対して、彼のおかげで勝っているのか、それともメッシやクリスティアノのおかげなのかを彼は語るべきなんや。ここではビジャール(前RFEF会長)と良い関係を持つことで、全てが機能するように見られているからね。もしそうなら、彼の違約金について話す必要があるやろう」

「私たちはこの4年間、審判について話されるのを聞き続けている。この1年はマドリー監督によってよりこの話題が増えているけれど、その前からずっとそうやったんや。この期間ずっと、私たちが成してきたものにはすべて別の理由があると疑われてきたよ。私たちはここまで非常にクリーンで、選手たちは模範的やった。審判について言われるのはこれが初めてのことやない。私たちはずっと、そういう状況のなかでやってきたんや。スペインではこの4年間、メディアレベルでバルサのイメージは非常に傷つけられてきた。しかしプレーレベルにおいては、私たちは全世界から大きな賞賛を受けている」

この2月から3月になると決まって、首都方面によって繰り広げられるキャンペーン。昨年のカデナ・コペによるバルサドーピング疑惑報道もその1つです。この件に関しては先日ようやく、当のコペによって誤報だったと認められたわけですが、これについてペップは皮肉混じりにこうコメントしました。「彼らがウソを認めるのが、これだけ遅くならんかったら良かったんやけどね。少し遅かったよ。彼らは報道した2日後にも、誤報やったと言えたはずなんや」
こうしてペップが”ビジャラート”への反論を行なった当日の試合に、ベニト・ビジャマリンでモウマドリーが2つのペナルティを見逃されたことで勝点3を持ち帰ったのは、なにやら非常に象徴的なのであります。SPORT紙によれば、今季9つめとなる審判スキャンダルによる勝利。ヒジョーに気分が悪いので、バルサの心地よい勝利で上書きすることを期待です。

 

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