休みなく出場し続けることは、怪我のリスクを高めるとクラブは考える
2018年夏、イバン・ラキティッチに対してPSGから魅惑のメガオファーが届いているというニュースがあり、数日間ざわざわした空気になりました。その時、バルベルデがラキティッチを説得するためにレギュラー起用を約束、結果イバンは試合に出続け、怪我の要因になったとの話があります。
代表戦で筋肉を痛めたが
シーズン開幕から休みなく試合出場を続けていたイバン・ラキティッチが、11月のクロアチア代表戦で筋肉を痛めました。
クラブ医療部の発表によると、右腿の半膜様筋の伸張で復帰時期は経過次第。筋肉に傷がなかったのは幸いでしたが、昨年から休みなくプレーしているラキティッチだけに「ついにきたか」との印象です。
バルベルデのラキティッチへの信頼は厚すぎるほど厚い。
もし可能であれば、全試合フル起用したいんじゃないかと思えます。
そのラキティッチにPSGから目のくらむようなオファーが届いた、となった時に、退団の芽を摘むためにバルベルデがどうするか。そこで選手と監督が話し合い、“PSG協定”として知られる約束を交わしたというのが11月20日のSPORT紙です。
“PSG協定”
SPORT紙の伝える、監督と選手による約束の中身。
それは“シーズンを通してバルベルデが発表する先発メンバーの大半に、ラキティッチがこれからも名を連ね続ける、その代わりにラキティッチはPSGへ移籍しない”というものです。
監督が選手に先発出場の確約をするとは考えにくいですが・・・ 完全レギュラー選手なら素直にそういえば良いだけのことか。
約束があろうと無かろうとバルベルデはラキティッチを起用し続けているでしょうし、ラキティッチも約束があることで慢心してプレーやトレーニングで手を抜くことはないでしょう。
とはいえ厚すぎる信頼はプレー時間の過多へとつながり、怪我のリスクは高まります。クラブはその監督の強すぎるラキティッチへの信頼を恐れているようです。
スペイン代表との試合では筋肉を伸ばしただけで済みましたが、次は裂傷ができてしまうかもしれない。それで長期間の離脱になったら、元も子もないです。
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