契約満了で退職したロベルト・フェルナンデスに代わり、2018年夏にセクレタリオ・テクニコ(強化技術部長)に就任したエリック・アビダル。近年熱いフランス市場に詳しいことと、ロッカールームとの関係性が良好なことが選出のポイントとなった。
補佐はヘタフェで強化担当を勤めていたベテランのラモン・プラネス(1967年11月生まれ)。
スポーツマネージャーのペップ・セグラがこの部門の最高責任者で、強化プランも立てていたが、補強方針への批判が高まり2019年7月に解任。アビダルが責任者となっている。
そのアビダルもリスボンの悪夢の責任を取り、2020年8月18日、強化技術部長を辞任。
その助手だったラモン・プラネスが内部昇格し、2020/21シーズンのスカッド編成を担当した。2021年3月のラポルタ理事会発足以降はマテウ・アレマニが指揮を取り、プラネスは2021年11月で退団。
2020/21:ロナルド・クーマン監督/バルトメウ理事会
- ・バイエルン戦2-8を受け、バルトメウがスカッドの刷新を宣言。
- ・キケ・セティエンが監督解任され、ロナルド・クーマンが後任としてやってきた。
- ・そのクーマンはスアレス、ラキティッチ、ビダルのベテラン3人に戦力外通告(ほぼ無料で退団へ)。
- ・リキ・プッチも戦力外通知をされたが、バルサ残留を選択。
- 加入
- ・2019年9月2日、ペドリならびにUDラス・パルマスと移籍合意を発表。
- ・2020年1月31日、トリンカオならびにSCブラガとの移籍合意を発表。
- ・2020年1月31日、フェルナンデスの移籍でパルメイラスと合意し、直後にバジャドリーへレンタル。
- ・2020年6月29日、ピアニッチの移籍でユベントスと合意。アルトゥールとのトレード。
- ・コウチーニョが欧州王者となってバイエルンから帰還。
- ・2020年10月1日、デスト移籍でアヤックスと合意。
- 退団
・金策(帳簿操作)のためにアルトゥールがユベントスへと移籍。 - ・2020年8月18日、キケ・セティエン解任。
- ・ワゲがPAOKサロニカへとレンタル移籍。
- ・サラリー総額を減らすために、高給取りのベテラン選手たち(ラキティッチ、アルトゥーロ・ビダル、スアレス)をそれぞれただ同然で放出。
- ・2020年9月23日、ネルソン・セメドがウォルバーハンプトンへと移籍。
- ・2020年10月5日、ジャンクレール・トディボがベンフィカへとレンタル移籍(2年間)。
- ・2020年10月5日、ラフィーニャがPSGへと移籍。
移籍金で「○○M+○M」となっているのは、前が固定額、後ろが成績などに応じて変わる変動額。Mは100万ユーロ。
加入 | |||||
背番号 | 名前 | 国籍 | 移籍元 | 移籍金 | 契約年数 |
---|---|---|---|---|---|
17 | トリンカオ | SCブラガ | 31M | 5 | |
27 | ペドリ | ラス・パルマス | 5M | 2 | |
19 | マテウス | パルメイラス | 7M+3M | 5 | |
8 | ピアニッチ | ユベントス | 60M+5M | 4 | |
2 | デスト | アヤックス | 21M+5M | 5 | |
22 | アンス・ファティ | バルサB | 昇格 | 2 | |
12 | リキ・プッチ | バルサB | 昇格 | ||
4 | アラウホ | バルサB | 昇格 | ||
ミンゲサ | バルサB | 昇格 | 2 | ||
14 | コウチーニョ | バイエルン | レンタル終了 | ||
6 | アラニャー | ベティス | レンタル終了 | ||
ラフィーニャ | セルタ | レンタル終了 | |||
トディボ | シャルケ04 | レンタル終了 | |||
ワゲ | ニース | レンタル終了 | |||
ミランダ(B) | シャルケ04 | レンタル終了 | |||
オリオル・ブスケツ | トゥウェンテ | レンタル終了 |
放出 | |||||
背番号 | 名前 | 国籍 | 移籍先 | 移籍金 | 在籍年数 |
---|---|---|---|---|---|
– | カルラス・ペレス | ASローマ | 11M+3.5Mユーロ | ||
– | アベル・ルイス(B) | ブラガ | 8Mユーロ | ||
8 | アルトゥール | ユベントス | 72M+10Mユーロ | 2 | |
4 | ラキティッチ | セビージャ | 1.5M+9Mユーロ | 6 | |
22 | アルトゥーロ・ビダル | インテル・ミラノ | 0 +1Mユーロ |
2 | |
16 | ワゲ | PAOKサロニカ | レンタル(1年) | ||
2 | セメド | ウォルバーハンプトン | 30M+10Mユーロ | 3 | |
9 | ルイス・スアレス | アトレティコ | 0 +6Mユーロ |
6 | |
トディボ | ベンフィカ | 2Mユーロ レンタル(2年) 買取op付き |
|||
12 | ラフィーニャ | PSG | 0 | ||
– | モンチュ(B) | ジローナ | レンタル(1年) 買取op付き |
||
– | ホルヘ・クエンカ(B) | ビジャレアル | 2.5M+4Mユーロ | ||
– | アルダ・トゥラン | ガラタサライ | 自由移籍 |
2019/20:エルネスト・バルベルデ監督/バルトメウ理事会
- ・アンフィールドショックを受け、スカッドの刷新が必要だと叫ばれた2019年夏。
- ・疑問視されたペップ・セグラへの信頼をクラブは強調。
- ・2019年7月、ついにペップ・セグラ解任。
- ・2020年1月、エルネスト・バルベルデ監督解任。キケ・セティエン監督就任。
- 加入
- ・1月23日の段階で、フレンキー・デ・ヨングならびにアヤックスとの移籍合意を発表。
- ・世界最高の第2GKとして活躍したシレセンがバレンシアに移籍し、あちらからは事実上のトレードでネトがバルサに加入。
- ・すったもんだあったアントワン・グリースマンが加入。契約解除金1億2,000万ユーロの支払いによる。
- ・バルサBからムッサ・ワゲを昇格させる。
- ・アルバの競争相手として、ベティスからジュニオル・フィルポを獲得。
- ・デンベレの長期離脱を利用し、ラ・リーガ特例でレガネスからブライスウェイトを獲得。
- 退団
- ・マルコムがゼニトへと移籍。
- ・フィリペ・コウチーニョがバイエルン・ミュンヘンへと1年間のローン移籍。
- ・ラフィーニャがバルサとの契約を1年延長し、セルタへと1年間のローン移籍。
- ・トディボが冬マーケットでシャルケへと半年間のローン移籍。
- ・アラニャーが冬マーケットでベティスへと半年間のローン移籍。
- ・ワゲが冬マーケットでOGCニースへと半年間のローン移籍。
- ・アルトゥールがユベントスへと移籍。
移籍金で「○○Mユーロ+○Mユーロ」となっているのは、前が固定額、後ろが成績などに応じて変わる変動額。Mは100万ユーロ。
加入 | |||||
背番号 | 名前 | 国籍 | 移籍元 | 移籍金 | 契約年数 |
---|---|---|---|---|---|
21 | デ・ヨング | アヤックス | 75M+11Mユーロ | 5 | |
13 | ネト | バレンシア | 26M+9Mユーロ | 4 | |
17 | グリーズマン | アトレティコ | 120Mユーロ | 5 | |
16 | ワゲ | バルサB | 昇格 | 4 | |
24 | ジュニオル | ベティス | 18M+12Mユーロ | 5 | |
19 | ブライスウェイト(冬) | レガネス | 18Mユーロ | 4.5 | |
– | デニス | アーセナル | レンタル終了 | ||
– | アンドレ・ゴメス | エバートン | レンタル終了 | ||
– | ドグラス | Sivasspor | レンタル終了 |
放出 | |||||
背番号 | 名前 | 国籍 | 移籍先 | 移籍金 | 在籍年数 |
---|---|---|---|---|---|
25 | ベルマーレン | ヴィッセル神戸 | 契約終了 | 2(5) | |
13 | シレセン | バレンシア | 35Mユーロ | 3 | |
14 | マルコム | ゼニト | 40M+5Mユーロ | 1 | |
7 | コウチーニョ | バイエルン | レンタル(1年) 買取op付き |
1.5 | |
12 | ラフィーニャ | セルタ・デ・ビーゴ | レンタル(1年) | ||
19 | アラニャー(冬) | ベティス | レンタル(半年) | 1.5 | |
6 | トディボ(冬) | シャルケ04 | 1.5Mユーロ レンタル(半年) 買取op付き |
1 | |
16 | ワゲ(冬) | OGCニース | レンタル(半年) 買取op付き |
0.5 | |
8 | アルトゥール(来季) | ユベントス | 72M+10Mユーロ | 2 | |
– | アンドレ・ゴメス | エバートン | 25Mユーロ+ | ||
– | デニス | セルタ・デ・ビーゴ | 12.9M+3.1Mユーロ | ||
– | ドグラス | ? | 契約終了 |
2019/20:エルネスト・バルベルデ監督/バルトメウ理事会
・アルトゥール・メロとクレメン・ラングレは前職ロベルト・フェルナンデスが獲得を進めた選手。アルトゥールは予想されたとおり、夏マーケットでの前倒し契約となった(当初の合意は2019年冬加入)。
・ASローマに移籍目前だったマルコムを電撃獲得。
・パウリーニョが中国へと戻ったことで、フィジカル担当として武闘派のアルトゥロ・ビダルを獲得。
・選手放出での最大の特徴は、総額で2億5,000万ユーロという売却収入を得たこと。デウロフェウ、ディニェ、ジェリー・ミナら戦力外選手にまずまずの値が付いた。エバートンさんには感謝。
・パウリーニョは名目では期限付き移籍だが、事実上5,000万ユーロでの移籍。
・クラブの宝、アンドレス・イニエスタがヴィッセル神戸へと移籍。
・セントラル不足問題の解決にムリージョをバレンシアから期限付き移籍(買取オプション付き)。
・冬マーケットで、残り契約期間6ヶ月となったムニールがセビージャへと移籍。
・さらに冬マーケットで、ムニールの穴埋めにプリンス・ボアテングを獲得。
・契約交渉を拒否しトゥールーズで干されていたトディボを前倒しで獲得。
・デニス・スアレスが契約延長し、アーセナルへと期限付き移籍。
・ドルトムントがパコ・アルカセルの買取オプションを行使。
加入 | |||||
背番号 | 名前 | 国籍 | 移籍元 | 移籍金 | 契約年数 |
---|---|---|---|---|---|
8 | アルトゥール | グレミオ | 31M+9Mユーロ | 6 | |
15 | レングレ | セビージャ | 35.9Mユーロ | 6 | |
14 | マルコム | ボルドー | 41M+1Mユーロ | 5 | |
22 | ビダル | バイエルン | 未発表 (19Mユーロ?) |
3 | |
17 | ムリージョ | バレンシア | 期限付き移籍 (買取op付) |
0.5 | |
19 | ボアテング | サッスオロ | 期限付き移籍 | 0.5 | |
6 | トディボ | トゥールーズ | 1M+2Mユーロ | 4.5 | |
– | デウロフェウ | ワトフォード | レンタル終了 | ||
– | ラフィーニャ | インテル | レンタル終了 | ||
– | ムニール | アラベス | レンタル終了 | ||
– | ドグラス | ベンフィカ | レンタル終了 | ||
– | サンペール | ラス・パルマス | レンタル終了 | ||
– | マルロン | ニース | レンタル終了 |
放出 | |||||
背番号 | 名前 | 国籍 | 移籍先 | 移籍金 | 在籍年数 |
---|---|---|---|---|---|
8 | イニエスタ | ヴィッセル神戸 | 自由移籍 | 16 | |
– | デウロフェウ | ワトフォード | 13M+4Mユーロ | – | |
15 | パウリーニョ | 広州恒大 | レンタル(1年) | 1 | |
– | ドグラス | Sivasspor | レンタル(1年) | – | |
– | オルトラ | デポルティボ | レンタル(1年) | – | |
19 | ディニェ | エバートン | 20.2M+1.5Mユーロ | 2 | |
22 | アレイシ | セビージャ | 8.5M+2Mユーロ | 3 | |
24 | ジェリー・ミナ | エバートン | 30.25M+1.5Mユーロ | 0.5 | |
21 | アンドレ・ゴメス | エバートン | 2.25Mユーロ レンタル(1年) |
2 | |
– | マルロン | サッスオロ | 6Mユーロ | – | |
17 | アルカセル | ドルトムント | 2Mユーロ レンタル(1年) 買取op付き |
2 | |
19 | ムニール | セビージャ(冬) | 1.05Mユーロ | – | |
6 | デニス | アーセナル(冬) | レンタル(半年) | 2.5 | |
– | アルカセル | ドルトムント(冬) | 23M+5Mユーロ | – | |
16 | サンペール | ヴィッセル神戸(3月) | 自由移籍 | 0.5 |